コンプライアンスを遵守する! 企業を運営していくために

コンプライアンス違反

偽装表示

コンプライアンスに違反する行為はたくさんありますが、偽装表示はその典型的なものの一つです。偽装表示とは、生産者や販売者が意図的に商品の虚偽の情報を表示することです。原材料や生産地を偽ったり、消費期限が切れているのにラベルを貼り替えたり、商品を売るために誇大広告で嘘の情報を伝えたり、といったことです。

おもに食品業界に多く見られます。たとえば、2007年のミートホープ事件。北海道の大手食肉卸業者のミートホープは、牛肉100パーセントの挽肉とうたいながら、豚肉や鶏肉などを混ぜて販売していました。そのほかにも虚偽の不正行為があったため、社長は逮捕され、裁判で懲役4年の刑を受けました。この事件はマスコミでも大きく報道されたので、経営が成り立たなくなり、会社は破産しました。

偽装表示は、老舗の有名店でも起きています。2007年、北海道の銘菓として知られる白い恋人の製造元石屋製菓が、賞味期限を改ざんして販売していたことが発覚しました。同じ年、大阪市の高級料亭船場吉兆で、すき焼きに使っていた肉が本当は佐賀牛であったにもかかわらず、但馬牛と偽っていたことがわかりました。

それぞれ、操業停止と強制捜査ということになりましたが、石屋製菓は企業努力によって改善し、現在は通常の営業に戻っています。しかし、船場吉兆は廃業に追い込まれました。
このように、偽装表示はコンプライアンス違反として大きな損害と罰を負うことになるので、企業としては絶対にやってはいけないことなのです。