コンプライアンスを遵守する! 企業を運営していくために

コンプライアンス関連用語

パワーハラスメント

パワーハラスメントとは、職場で上司がその職権や立場を利用して、部下に対してさまざまな嫌がらせをすることです。けれども、いまでは上司と部下だけではなく、先輩と後輩、同僚同士の間でも起こるようになりました。職場でのいじめの一つの形です。パワーハラスメントは相手の人格と尊厳を傷つけるので、コンプライアンス経営を目指す会社であるならば、絶対にあってはいけないことです。

パワーハラスメントをめぐっては、これまでにもいろいろな事件がありました。
たとえば、いくつかの鉄道会社では、ミスを犯した運転士や車掌に対して、通常勤務からはずして再びミスを起こさないように再教育をする「日勤教育」が行われていました。

しかし、本来の教育とはかけ離れた懲罰的な内容を持つパワーハラスメントとして問題になりました。また、ある建設会社では、営業所勤務の社員が上司から「この成績は何だ」などと何度も叱責されたことを苦にして自殺しました。労働基準監督署はこれをパワーハラスメントによる労災と認定しました。このほかにも、パワーハラスメントが引き金になった死亡事件や労働裁判はたくさんあります。

教育や指導の目的で、上司が部下に注意をしたり叱責したりするのはよくあることです。けれどもそれが、大声で怒鳴りつけたり大勢の人の前で叱ったりすると、パワーハラスメントになるのです。また、クビにするぞとおどしたり、ミスをしつこく追求したり、残業を強要したり、話しかけられても無視したりする行為も、パワーハラスメントになるので注意が必要です。