コンプライアンス経営
リスクマネジメント
コンプライアンス経営を実行するにはいろいろな方法がありますが、その中でもリスクマネジメントは重要なものの一つです。
コンプライアンス経営は、企業の不祥事が続いたことから生まれたものでした。不祥事が大きく騒がれたのは、企業がトラブルに対して適正に対処できなかったことが最大の原因です。要するに、危機管理体制が不十分だったのです。そこで、トラブルを起こさないためにはどうしたらいいか、もしトラブルが起こったらどう対処するか、その対策をきちんとしておく必要が出てきました。それがリスクマネジメントです。
企業の活動が直面するリスクには、地震や洪水といった自然災害や、現場事故、機密漏洩、製品リコール、クレーム対応など、いろいろなものがあります。リスクを抱えない企業活動などありえない、と言ってもいいくらいです。
最近は、顧客の個人情報が外部に漏洩する事件が目立っています。これらは、コンピュータウイルスに感染したり、仕事の打ち合わせのために持ち出したメモリーカードを紛失したり、といった人為的な不注意がきっかけになっています。
これらの事故を防止するためには、業務上必要のないインターネット情報にはアクセスさせない、個人所有の記憶媒体の使用を禁止する、社外へ持ち出すときにはパスワードの設定や暗号化をおこなう、などの対策をとらなければいけないのです。
個人情報漏洩は、一つの例にすぎません。企業が抱えるリスクはほかにもたくさんあるので、それぞれに適した対策を導入することがリスクマネジメントの基本です。