コンプライアンスを遵守する! 企業を運営していくために

コンプライアンスの基礎知識

コンプライアンスの必要性

コンプライアンスとは、法令や規則を守るという意味ですが、一般的には、法令や規則だけではなく、企業が社会的な倫理を守って、消費者や市民、従業員の信頼を失うような不正行為を行わないこと、と理解されています。

2000年頃から企業の不祥事が次々に発覚して、世間で大きな話題となりました。不祥事を起こした企業は社会から厳しく批判され、業績が悪化したり、経営者が辞任したり、廃業に追い込まれたり、といった結果をもたらしました。そのため、不祥事をおこすことがないよう、各企業はコンプライアンス重視の経営を始めるようになったのです。

コンプライアンス重視の経営は、社外の顧客や消費者のためだけではありません。社内に対してもコンプライアンス重視の教育を徹底させる必要があります。なぜなら、実際に不祥事を起こすのは企業のなかの一人ひとりの社員であり、その社員は会社のトップの指示に従って行動しているからです。不祥事を起こすのは、企業体質自体に問題があります。不祥事をなくすためには、問題のある企業体質そのものを変えなければいけません。そこで、コンプライアンス重視の社内体制をつくる必要があるのです。

かつては、利益を上げるために、企業ぐるみで不正行為を隠蔽していたことがありました。けれども、消費者や市民はもはやそうした不正は決して見逃さず、不買運動や告訴など、厳しく糾弾するようになっています。すべての企業は、コンプライアンスを重視して、不祥事を起こさないよう常に自らを戒めていかなければなりません。