コンプライアンスの基礎知識
行動規範
コンプライアンスを行うといっても、どう行うのかその具体的な指針がなければ意味がありません。そこで各企業では、コンプライアンスにもとづいた行動規範を従業員に明示して、それを遵守するよう指導しています。行動規範の内容には、こんなものがあります。
一つは、コンプライアンスにもとづいて、公明正大な企業活動を行う、ということです。企業の活動は社会と大きくかかわっていますから、その責任を果たして信頼に応えるよう、企業のトップから末端の社員まで心がける必要があるわけです。
二つめは、地域の発展のための活動に積極的に参加する、ということです。企業は地元の人に支えられて存在しています。地域の人々と共存して企業活動が続けられるよう努力しなければなりません。また、地域の環境を守る対策に取り組むことも大切です。
三つめは、顧客との信頼関係を保ち、もし商品や製品に欠陥があった場合は、その情報をきちんと開示して迅速に対応する、ということです。欠陥の事実を隠したり、顧客からのクレームにきちんと対応できなかったりすれば、その企業は不祥事を起こして信頼を失うことになるのです。
四つめは、社内では従業員の人格や能力を正しく評価して、適正な人事管理、仕事の意欲がわくような職場づくりをする、ということです。職場でのセクシャルハラスメントやパワーハラスメントは、決してあってはなりません。これらのほかにも、各企業はそれぞれに独自の行動規範を作って、日々社員に徹底させています。